日本の企業から駐在員としてマレーシアを目指す場合、語学力は必須条件です。マレーシアはかつてはイギリスの植民地でしたので英語が通じる国です。また、国自体は多民族国家で、マレー人、中国人、インド人、その他の構成で複数の国の人達が折り合いをつけなから生活をしています。共用語はマレー語なので公用文書はマレー語が使われています。このようなことから、語学は最低でも英語のスキルが求められます。ビジネスの場で使用しますので、片言や会話程度ではスキル不足です。TOEICのスコアなら800点以上は欲しいところです。契約書の作成や折衝をも行う可能性もありますので、片言の会話程度ではなく、読み書きの実力も必要です。また、業種によっては専門用語の理解力も求められます。英語力をスキルアップするとともに、同時に他の言語についても習得することが望ましいです。

 

マレーシアで業務展開をしている日本企業のうち半分は製造業であると言われています。そこへ駐在員として派遣される場合には、一般社員でなく、プロジェクトリーダーあるいはチームリーダーのようなスタッフを束ねる役割を任されますので、管理職のスキルがあることが望まれます。そのため、新卒や新人は駐在になる機会は殆ど無いと考えてよいでしょう。勤務する企業の中でスキルやキャリアを磨きながら、駐在員となれる機会を待つ事になります。

 

語学が堪能なだけでは、最善のビジネスをすることはできません。多民族国家で働くこと、異なる宗教観を持った民族が混在していること認識することが大切です。英語には多少のなまりがありますが、現地の部下や同僚とのコミュニケーションをしっかりと取れる人物が求められます。自分の考えを押し付けるのではなく、会社の業務方針に沿いながら、現地社員の考えも理解できる人物が理想です。グローバルな考え方ができ、どんな人とも隔たりなくコミニュケーションがとれる人が求められています。

 

マレーシアに駐在員として派遣される場合、製造業の現場であれば管理職のポジションを担う事が多いです。生産部門であれば工場長や製造責任者、営業職なら主任以上、IT関連の場合には業務内容によって、役職の付かない一般社員として異動になることもあります。傾向として、多民族国家である現地の人たちをうまくまとめるリーダー的な役割ポジションでの業務となりますので、社内でのキャリアをしっかりと重ねておくことが大切です。